独立会計士モモタロウです。今回は、会計士受験が全てではない(公認会計士になることが全てではない)ということをお伝えします。
公認会計士は難関資格なので、簡単に受かる試験ではありません。
・受験回数が4回以上になっても結果が出ず、受験を続けるべきか
・年齢が25歳なので新卒で就職できるのでは
・脱サラして勉強を始めたが貯金が尽きかけている
・会社を辞めて2年、今なら転職できるのでは
など色々なお悩みがあると思います。
公認会計士受験を諦める選択をしても、色々な可能性があることをお伝えしたいと思います。
間違っても「公認会計士試験に合格できなかったから人生詰んでいる」 などとは思わないでください。
社会人から脱サラして公認会計士になった体験談
私は、脱サラして(会社を辞めて)会計士を目指しました。
文字通り背水の陣で会計士試験に挑んだのです。
ご参考までに、私のプロフィールは以下の通りです。
・大学卒業後、新卒で上場企業に就職。営業の仕事に従事(経理には全く関係なし)。
・簿記に興味を持ち、仕事をしながら簿記1級を取得。
・会計系資格の最高峰を目指すということで会計士を目指すことを決意。
・退路を断ち(会社を辞め)受験勉強に専念。
・予備校はTAC(通信)
・2年の勉強で合格。(受験回数2回)
・合格時の年齢は20代後半
「会計士試験に合格しなければ私の人生は終わる」
会計士受験生時代、そのようなことを思い、悲壮感を漂わせながら勉強しておりました。
その後、無事に会計士試験に合格して、紆余曲折はありましたが、独立会計士として自分としては幸せな職業人生を歩めていると思っております。
このような話をすると、「公認会計士になれたから満足いくキャリアを歩めているのでしょう」という突っ込みが入るかもしれません。
果たしてそうでしょうか?
公認会計士になったが不幸な人もいる
私が勤務していた大手監査法人では、かなりのハードワークが求められました。
パートナーになれなければ、結局のところ使用人であり、特別待遇がよいわけでもありません。
お世辞にも働きやすい環境とは言えませんでした。
残念ながら、以下のような不幸な人もたくさん見てきました。
・長時間労働で体調を崩す人
・上司、クライアントからのプレッシャーに耐えられず、メンタルを壊す人
・会計基準・監査基準の改正にキャッチアップできない人
・毎年高まる要求水準(語学、営業数値)の高さに付いていけない人
・不平不満を言いながら毎年同じことをやり続ける人
せっかく公認会計士になったのに、残念ながら幸せになれない人もたくさんいるのです。
会計士受験に失敗したが成功している人
公認会計士受験に失敗して、資格取得に失敗したとしても幸せな職業人生を歩んでいる人はたくさんいます。
一例として私の知り合いのケースを紹介します。
・新卒で事業会社に就職、4年間勤務した後に退職。
・2年間だけ会計士の勉強に専念するも合格せず断念。
・その後、ベンチャー企業を渡り歩く。
転職した2社ともIPOに成功して、ストック・オプションでかなりの経済的利益を得ている(儲かっている)ようです。
・新卒で事業会社に就職。
・ブラック企業だったので1年後に退職。
・3年間、会計士試験に挑戦するも合格できず。
・中小企業の経理に転職、その後、転職を繰り返して経理スキルを向上させるのと並行して英語力も向上させる。
・今では、誰でも知っている外資系企業の管理職として勤務。
年収も監査法人勤務のマネージャークラスと同等、もしくはそれを超えているはずです。
会計士試験に挑戦する期間を決める
上記の通り、公認会計士になれなくても幸せな人はたくさんいます。
重要なことは受験の期限を決めることです。
会計士試験で結果が出ないのであれば、切り替えて前に進むことをおすすめします。
・3年間だけ受験勉強に専念する
・2年間で短答式に合格しなければあきらめる
人によって許容される期限は異なるので、自分なりの期限を設定しましょう。
断念や撤退というと、どうしてもマイナスイメージを感じてしまいます。
しかしながら、「会計士試験での勉強期間は全く無駄だったのでしょうか?」
会計士試験で勉強した内容は、経理関係の仕事に進むのであれば役に立たない知識などはありません。
資格を取得できなかったとしても、会計士試験の受験勉強で得た知識を活かしていけば、自らのキャリアはいくらでも輝かせることができます。
公認会計士より稼ぐ可能性だっていくらでもあるはずです。
撤退後の就職・転職活動
公認会計士になることを目標に長時間の勉強に励んでいて、これをあきらめる。
なかなか気持ちの整理が付かないかもしれません。
しかし、時が流れるのは誰にとっても平等です。
次の道に踏み出すのであれば早ければ早いほどよいです。
行動することで辛い気持ちが和らぐことがあります。
まずは行動をしましょう。
会計士試験から撤退するとなると、どうしてもネガティブな気持ちが先行します。
求人している会社としても前向きな人が欲しい訳です。
ネガティブな気持ちが先行しても良いことはないので、そんな時は第三者(エージェント)の手を借りましょう。
信頼できるエージェントはこちらになります。
管理系に特化したエージェントで会計士業界にも詳しいエージェントですので、会計士試験に撤退後の転職でも力になってくれると思います。
特にお金が掛かる話ではないので、登録してお話を聞くだけでも損にはならないはずです。
まとめ
今回は会計士試験が人生の全てではないということをお伝えしました。
公認会計士になれなくても、幸せなキャリアを構築することはいくらでも可能です。
会計士試験の撤退後に、どのようなキャリアを選択するかはエージェントを使用することをおすすめします。
おすすめのエージェントは、こちらになります。