監査法人

公認会計士が大手監査法人(四大監査法人)で働く5つのメリット【中小監査法人にはない】

 会計士試験合格者

無事、会計士試験に合格しました。

大手監査法人のどこかに就職しようと思っておりますが、そもそも大手監査法人で働くメリットは何でしょうか。

 独立会計士のモモタロウです。

 会計士試験合格、おめでとうございます。

 監査法人は特殊な世界で情報も限られているため、会計士受験生からすると監査法人で働くキャリアを想像しにくいのかと思います。

 私は約10年間、大手監査法人で働きました。

 今回は、約10年の勤務経験(実体験)を元にした、大手監査法人で働くメリットをお伝えしたいと思います。

会計監査の基礎が身に付く

 大手監査法人は当然のことながら監査業界の中心で、監査の品質(クオリティ)も高いレベルにあります。

 大手監査法人は、ネットワークファームのマニュアル、監査ツールを使用して監査を行っております。

 すなわち、ネットワークファーム内で全世界共通のマニュアル、ツール(ソフトウェア)を使っているということです。

 体系立った最先端の会計監査を経験することで、会計監査の基礎を学ぶことができます。

 インチャージ(現場責任者)を経験すれば、大手監査法人で会計監査を経験したと自信を持って言えることができます。

優良な会計・監査のナレッジにアクセスできる

 大手監査法人には、間接部門として品質担当の部署があり、会計や監査の最新情報をアップデートしております。

 また、過去の多数の事例を元に情報のデータベース化も図られています。

 さらにネットワークファームの一員(pwc,KPMG,EY,Deloitte)ですので、グローバルレベルの最新情報も入ってきます。

 会計や監査が好きで会計や監査を極めていきたいという人にとっては、十分に満足できる環境があるといえます。

 当然のことながら、大手監査法人には職業的専門家として優秀な方々が集まっております。  

 優秀な方々と切磋琢磨することで、会計・監査の専門家の能力を高めることができます。

グローバル人材になれる可能性あり

 大手監査法人のクライアントには、グローバル展開している企業が多数あります。

 クライアントがグローバル展開しているということは、会計監査人にもグローバル対応が求められます。

 グローバル企業を担当していると、日常的に海外のネットワークファームとコミュニケーションを取る機会があり、協力して仕事を進めていく必要があります。

 また、海外駐在のチャンスもあります。

 英語力が必要になるので研鑽が必要になりますが、どの法人も語学に関しては充実した研修プログラムが存在します。

監査法人に入った当初は英語が苦手な人(TOEICのスコアも500に行かない)も、努力して英語も使いこなせるようになり、海外駐在をこなしておりました。

 本人の努力が必要なのは言うまでもありませんが、グローバル人材になれる環境が大手監査法人にはあると言えます。

有名企業(優良企業)に関わることができる

 大手監査法人では誰もが知っているような、有名企業(優良企業)をクライアントとして抱えております。

 有名企業の会計監査を経験するということは、大手監査法人でしか経験できない面だと思います。

 有名企業(優良企業)の会計監査を経験することで、あるべき管理体制というものが学べることができます。

 また、有名企業は社歴が長い会社が多いので、良くも悪くも日本企業としての作法(根回し)のようなものが存在します。  

 そのような日本企業の文化を経験したことは、監査法人を卒業した後でもコンサルティング業務を行う上で役に立つことがあります。

大手監査法人(四大監査法人)出身はブランドになる

 元pwc、元KPMG等々、元四大監査法人という肩書は大したことないかもしれませんが、一つのブランドになるのかと思います。

 独立してから、コンサルティング関係の仕事として監査法人対応をする機会もあります。

 その際には、元大手監査法人出身ということでクライアントも安心して仕事を任せていただいております。

 また、独立している会計士等、同業者内でも元四大監査法人出身と言うと安心感を持っていただき、仕事をするチャンスが巡ってきたりします。  

 大手監査法人にいる時は気付かないのですが、外に出てみて初めて大手監査法人の価値(ブランド力)に気付かされます。

まとめ

 今回は大手監査法人で働くメリットについて5つお伝えしました。  

 大手監査法人での経験が、会計士として独立して仕事をする上で基礎となっていますので、大手監査法人でのキャリアは無駄ではなかったと感じております。

 今回の記事が会計士のキャリアを考える上で参考になれば幸いです。

 なお、大手監査法人で働くデメリットについてはこちらの記事をご参照ください。