会計士受験

公認会計士と学歴の関係【独立会計士が語る】

未来の会計人

会計士と学歴の関係について質問させてください。

・会計士試験は高学歴(偏差値の高い大学出身)ではないと合格しませんか?

・監査法人の就職に学歴は関係ありますか?

・監査法人での出世に学歴は関係しますか?(学閥はありますか?)

 公認会計士のモモタロウです。事業会社、Big4の大手監査法人を経て、現在は独立会計士・税理士として働いております。

 会計士と学歴について質問される機会がありますので、今回は、公認会計士と学歴の関係についてお伝えします。

 最初に結論ですが、「会計士業界に学歴は関係ない」と言えます。以下、詳細を見ていきます。

この記事の内容

1.会計士試験に学歴は関係なし

1-1. 会計士試験合格者には有名大学出身者が多い

1-2. 会計士試験は努力が報われる試験

1-3. 学歴コンプレックスを原動力にするのもあり

2.学歴は監査法人の就職や出世には関係なし

3.独立して学歴が活きることもある

1.会計士試験に学歴は関係なし

1-1. 会計士試験合格者には有名大学出身者が多い

 会計士試験合格の出身大学としては、慶応が一番多く、早稲田、明治、中央、東大、京大と続きます。

 年度によってランキングは変わりますが、上位の顔ぶれはあまり変わらないです。

 有名大学が合格者数の上位を占めているので、偏差値の高い大学ではないと会計士試験に合格しないと考えてしまいがちです。

 しかし、私が所属した大手監査法人には、失礼ながら大学の名前をあまり聞いたことがないような(偏差値が低い大学)出身の人も結構いました。

 また、そもそも大学に行かず高卒の人もいました。

1-2. 会計士試験は努力が報われる試験

 会計士試験を合格した実体験から感じるのは、会計士試験は努力が報われる試験ということです。

 大学受験では試験科目との相性(センス、ひらめき)が問われる部分があります。(例えば数学)

 大学受験と比較すると、会計士試験の勉強では、センス(頭の良さ)を問われるというよりは、反復練習により膨大な論点を身に付けていくという、地道なトレーニングが求められます。

  膨大な論点を確実にマスターしていくためには、相当な勉強量が必要になります。

 そこで求められるのは、「根気強さ」「粘り強さ」といった要素です。

1-3. 学歴コンプレックスを原動力にするのもあり

 マインドの話になりますが、絶対に合格するという強い気持ちがあれば会計士試験は突破できる試験です。

 よって、低学歴だからといった理由で会計士試験へのチャレンジをあきらめて欲しくはないです。

 もし、学歴にコンプレックスがあるのであれば、

「大学受験で失敗したので、公認会計士になることでリベンジしてやる」

という気概で会計士試験に挑んで欲しいです。

2.学歴は監査法人の就職や出世には関係なし

 監査法人の就職に学歴は関係ないです。

 監査法人の就職で問われるのは、学歴よりも年齢や職歴といったところになります。

 事業会社の就職活動では、学歴フィルターも存在します。

 学歴フィルターが、なぜ存在するかというと面接や筆記試験だけでは、能力条件が分からない(担保できない)からです。

 監査法人の就職活動の場合、会計士試験というフィルターがある(能力条件が担保できている)ので学歴を気にする必要はないのです。

 また、監査法人での学閥というものも認識したことはないです。

 監査法人で出世するには、その人の実力(運)次第です。

 慶応出身だから昇格した、早稲田出身だから昇格した、という話は聞いたことがないです。

3.独立して学歴が活きることもある

 学歴はほとんど関係ないという話をしてきましたが、学歴が活きる(役立つ)ということもお伝えします。

 これは一般論ですが、人間関係において共通項があるだけで、距離感が近くなるというがあります。

 同じ大学出身ということであれば、営業活動においてキッカケの一つにはなります。

 ただし、学歴だけで仕事をもらえるかというとそんな簡単な話はありません。

 仕事ができる人というのは学歴にこだわることなく、仕事ができない人ほど学歴にこだわる傾向があると思います。(あくまで私の主観です。)

 どの学校を出てようとどのゼミ出身だろうと、重要なことは「結果を出す」ことです。

 ○○大学出身○○ゼミ出身だから、目の前の仕事が全て上手くいく訳ではありません。

 プロフェッショナルとして成果を出すということは、日頃の研鑽や、信頼関係の構築(学歴云々の次元ではない)に基づくものだと私は考えております。

4.まとめ

 今回は、会計士と学歴の関係についてお伝えしました。

 会計士業界は、学歴が重視されないのである意味、健全な世界だと思っております。

 重要なことは、過去にこだわることなく今に集中することです。

 今回の記事が、会計士を目指すきっかけになれば幸いです。