独立して間もない頃、異業種交流会に積極的に参加してた時のお話をします。
結論:異業種交流会は意味がない。時間の無駄です。
自分にとっては苦い思い出(時間の無駄)でしかないです。
独立して間もない頃、よく言えばお客さんもおらず必死に頑張っていたなという思い出にはなっております。
ただ、異業種交流会に行く時間を、別の時間に費やしておけば良かったのにという思いもあります。
なぜ異業種交流会に参加するのか 仕事がない・営業のため
そもそも、なぜ異業種交流会に参加したかと言うと、お客さんいなかった(お客さんを探す)ためです。
独立するパターンとして、ある程度お客さんがいる前提で独立する人が大半だと思います。
ただし、自分の場合はお客様が全くおらず、後先考えず独立してしまったパターンになります。
お客さんがいない状態で独立したので、お客さんを探す段階からスタートする必要がありました。
どうやったらお客さんを獲得すれば良いのかということで、安易に思いついたのが異業種交流会に参加するということでした。
出席すると保険屋、不動産営業、BNIの勧誘を受ける
異業種交流会を探す
まずはインターネットで異業種交流会を検索して、目ぼしい異業種交流会を探しました。
「○○(地域名:例 大宮、横浜、千葉) 異業種交流会 10月」
というような検索をしました。
独立して間もない頃は、時間もあったので参加時間が有れば参加するスタンスで異業種交流会に参加しておりました。
異業種交流会に実際に参加する
異業種交流会に参加すると、ひたすら名刺交換を行い、話をすることになります。
時間も限られているので、短い間でうわべだけの話をすることになります。
その後、異業種交流会後に別日で時間を取って話をする機会もありましたが、例外なく時間の無駄でありました。
異業種交流会の参加者で一番多いのが生命保険の営業、次に多いのが不動産の営業です。
士業の参加者も多く、税理士、弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士の参加もそこそこ多かったと思います。
怪しい人も多く、教材販売の人、マルチ商法の人も結構いるので注意が必要です。
例外なくBNIの勧誘を受けました。
BNIについては、こちらの記事をご参照ください。
嫌な思い出 不愉快な思い出
なぜかマウンティングされる
とある交流会での出来事です。
なぜか上から目線で、「せっかく大きな監査法人に入ったのに、辞めなければ良いのに~」執拗に絡まれたことがありました。
その人からは、「独立すると一からお客さんを探して大変なのに~」と、人を小馬鹿にしているような発言もされました。
独立して間もない人を、上から目線で発言するのはどうなんだろうと思いました。
この方とは別ですが、独立して間もない人に対して、先輩風を切って色々アドバイスされる方がいます。
言い方の問題なのか(私が素直ではないのか)あんまり良い気にはなれなかったです。
なぜか値踏みをされる
異業種交流会に参加した後の思い出です。
交流会で名刺交換した人から一通のメールが送られてきました。
メールの内容は、「一定の点数に達した人だけが、自分が主催する交流会に参加できる」というものでした。
合格点をもらって嬉しい訳もなく、「何でこの人に自分が点数を付けられないといけないのか。」と点数を付けられていて嫌な気持ちになりました。
期待外れに終わる 成果は出ない
仕事を獲得するという目標に対しての成果はどうだったかというと、成果は0に終わりました。
異業種交流会に参加して、お客さんになったということはありませんでした。
冷静に考えてみれば当然のことで、異業種交流会に参加する人というのは、自分と同様にお客さんがいない状態で来る訳です。
お客さんを探している人同士が話をしても、ビジネスにつながる(仕事になる)ということはないです。
異業種交流会は不要であった
目の前の仕事、目の前のお客様を大切に
結局のところ異業種交流会への参加は、時間の無駄(お金の無駄)でしかなかった訳です。
異業種交流会は無駄ということが分かり、その後行かなくなりました。
知り合い経由やHP経由でお客様が増えていき、お客様から別のお客様を紹介していただけることもありました。
結果として、異業種交流会に顔を出さなくても何とか食えるようになりました。
その後の経験から学んだことは、以下の通りです。
・一つの仕事や目の前のお客さんに全力投球することで、顧客満足度が高まり仕事が継続します。
・お客さんからお客さんを紹介してもらえるということにもつながります。
・「目の前の仕事=営業活動」です。
これはどの仕事にでも当てはまることだと思います。
異業種交流会で不特定多数の潜在顧客にアプローチするよりは、目の前の仕事に集中する方が結果的には効率的です。
情報発信の方が効率的 HP、ブログ、SNS
異業種交流会に参加する時間があるのであれば、HP(ホームページ)の立ち上げ、ブログ、SNSでの情報発信をやった方がよいです。
業種・仕事内容によって、集客が必要か否か相性もあると思います。
集客が必要であるのであれば、ブログ、SNSでの発信は必須でしょう。
自分の紹介ツールとしても、HPが必要です。
一回会っただけではどんな人か分からないとなった場合、多くの人はHPを見て、その人のバックグランドを把握します。
HP、ブログ、SNSは、異業種会交流会に行く時間があるのであれば、忘れずに整備するようにしましょう。
バックオフィス業務も忘れずに 税理士からのアドバイス
この記事を読まれている多くの方は、独立して間もない方(独立を検討している方)だと思います。
・税務署へ必要書類は提出したでしょうか?
・社会保険事務所へ必要な届出は提出したでしょうか?
職業柄、開業初年度、会社設立一年目のお客様から相談を受けることがあります。
多くのお客様は、やるべきことをきちんとやられていますが、中には届出を全く提出していないというお客様もいます。
異業種交流会に行く前に、バックオフィス業務も忘れずに対応しましょう。
まとめ
今回は、「異業種交流会は意味がない、時間の無駄である」ということを自らの体験談を元にお伝えしました。
お客さんを獲得しないといけないと焦る気持ちは分かります。
ただ、異業種交流会に行く前にやるべきことは色々とあるはずです。
今回の記事が皆さまの参考になれば幸いです。