会計士の独立

【体験談】公認会計士として独立して良かった【独立は楽しい、失敗しない】

悩める会計士

モモタロウさんは会計士として独立して良かったでしょうか?

独立して良かったと思う点について教えてください。

独立会計士モモタロウ

独立は楽しいので良かったと思っています。

独立して失敗することは(ほぼ)ないので、独立したいのであれば独立した方がよいと思います。

 独立会計士のモモタロウです。

 周りに独立して仕事をしている会計士がいないと、独立して仕事をするイメージが持てないと思います。

 私も独立するイメージが持てないうちの一人でした。

 独立してみると、多くの会計士から独立して良かったかどうかについて聞かれます。

 今回は、独立してみて良かったなあと思うことを5つお伝えします。

自分で稼ぐ喜び 

 私の場合、独立した時はお客さんが0でした。

 文字通り0からのスタートでした。

 見込みのお客さんがいた訳でもありません。

 なかなかお客さんと契約できず、試行錯誤しながらお客さん(仕事)を増やしていきました。  

 駆け出しの頃は苦労したという思いがあります。

お客さんにサービスを提供して、満足していただく。

満足していただいた対価として報酬をいただく。

  単純なことですが、稼いでいるということに対して自分は喜びを感じます。

 これは、勤務時代(サラリーマン)では感じることができなかった充実感です。

お客様から感謝される 同じベクトルで仕事ができる

 監査法人で働いていると、お客さんとの関係は正直微妙なところがあります。

 監査という仕事柄、お客さんと一定の距離感を取らざるを得ません。

 時にはクライアントに厳しいことを言って嫌われることもあります。

「会計監査人としてクライアントに対して厳しいことを言えなくなったら終わり」という思いがあるので、嫌われても仕方ないかなと思います。

 ただ、監査法人の仕事は、金融庁や会計士協会からの目を気にして仕事をする側面があります。

 そのような仕事はクライアントが納得しないこともあり、監査法人での仕事の大きなストレスでした。

 独立して仕事をすると、お客さんと同じ目線(ベクトル)で仕事ができます。  

 自分がやった仕事に対して純粋に感謝していただけますし、自分の仕事ぶりに満足していただけると「会計士(税理士)になってよかったなあ」と思います。

経済的利益 勤務時代より儲かる場合が多い

 独立は儲かるのかという話ですが、私の経験及び私の独立会計士仲間の情報としては勤務時代よりは儲かります。

 もちろん、軌道に乗るまでの時間や稼いでいる額はその人次第なので、皆が皆、大幅に稼いでいるとは一概には言えないです。

 ただ、会計士の稼ぎ方(仕事)は、色々な仕事があるので自分の得意技で上手く稼いでいます。

 もちろん、現在の職場(雇われの身分)で昇進して収入増を目指す、転職で高いサラリーを目指すという選択肢はあります。

 しかしながら、独立した方がアップサイドへの期待値は高いはずです。

 また、独立すれば法人経営、個人事業主として合法的に節税ができます。

 同じ収入であっても、最終的な手残りでは、独立した方が明らかに多いはずです。

健全な人間関係 理不尽な上下関係とはサヨナラ

 独立して驚いたことは、独立した会計士が協力して仕事する場合が多いということです。

 独立した会計士はある意味ライバル関係にあるのですが、一人の会計士が受けられる仕事には限界があります。

 お互いの仕事を融通し合うので、自然と協力関係ができあがります。

 独立した会計士仲間と仕事をしていると、「いかに他者に対して貢献できるのか」という気持ちを自然に持つようになります。

 勤務時代は、チーム内でのギスギスした人間関係、理不尽な上下関係も経験しました。

 これと比較すると、独立会計士内では健全な人間関係があるといえます。

生産性が上がる 無駄なことはやらない

 組織が大きくなると調整作業が増えます。

 監査法人時代は、人手不足の状況でアサインの日程調整をするだけでも一苦労でした。

 監査法人での悪い例として、パートナー同士のコミュニケーションが上手く行っていない場合があります。

検討事項の一つを取っても、パートナーAさんの了解を取ったけど、パートナーBさんは認めず検討事項が振り出しに戻るといったこともあります。

 独立するとフラットな組織になるので不毛な調整作業はなくなります。

 また、必然的に自分の時間単価というものを意識するようになります。

 時間単価を上げるために、ITツールを積極的に導入したりして仕事の効率性を追求するようになります。

 結果として、勤務時代よりも明らかに生産性が上がっていると感じています。

まとめ

 今回は、独立会計士が独立して良かったと思うことについてお伝えしました。

 もちろん、独立して良かったことばかりだけでなく大変なことや辛いこともあります。

 今後どうなるのかといった不安も当然あります。

 そのようなマイナス面を含めても、自分は独立して良かったと思っております。

 今回の記事が会計士のキャリアや転職を検討する上での参考になれば幸いです。

 

 <追記>

 将来的に独立を考えているが、独立前のキャリアアップを検討している人もいると思います。

 会計士の転職はエージェントを使うのがおススメです。

 おススメの転職エージェントについては、こちらの記事をご参照ください。