会計士の転職

【公認会計士】ベンチャー・スタートアップへの転職 成功への3つのポイント

 独立会計士のモモタロウです。最近、私の知り合いでも、ベンチャー企業・スタートアップ企業へ転職する公認会計士が増えております。

 有望なベンチャーやスタートアップへ転職を希望する公認会計士も多いのではないでしょうか?

 ベンチャーやスタートアップへ転職するにあたって、

・年収はどれ位下がるのか?

・会計監査しかやっていないのに通用するのか?

・どれくらい忙しいのか?

 といった不安があると思います。

 ベンチャー界隈を渡り歩いている、知り合いの公認会計士の体験談を元にベンチャー・スタートアップへの転職で成功するポイントを3点まとめてみました。

ポイント① 年収にこだわるな

 ベンチャー、スタートアップの定義も様々だと思いますが、ここではIPO前、近いうちに上場を目指す企業(上場が視野に入っている企業)を想定します。

 監査法人から転職する場合、マネージャー、シニアクラスでの転職だと、年収が下がるパターンがほとんどだと思います。

 したがって、ベンチャー企業での転職で金銭的(経済的)に成功するかは、ストック・オプションでのキャピタルゲインを得られるかどうかになります。

 重要なポイントは、

①上場する可能性が高い有望なベンチャー、スタートアップを転職先に選ぶ

②有利な条件でストック・オプションを得る

になります。

①は自分なりの目利きが必要になりますが、

・社会的ニーズ(トレンド)にマッチしているか

・差別化要因となる技術があるか

・優秀な経営者がいるか

といった点がポイントになります。

②の交渉はケースバイケースだと思いますが(交渉の余地がない可能性もあり)、後で後悔しないように面接の中で話すことをおススメします。

 当たり前の話ですが、ストック・オプションは、その人の市場価値(期待値)によって変わってきます。

 有利な条件を入手できるには、1社目のベンチャーで実績を積み、2社目、3社目での転職でよりよい条件を得るという考えも重要です。

ポイント② チャレンジするマインドを持とう

 ベンチャー・スタートアップのステージ(シード or アーリー or レイター)にもよりますが、会計以外の業務を求められます。

 管理系の仕事として、会計(経理)以外に

・税務

・財務(ファイナンス)

・内部監査

 といった仕事を求められます。

 場合によっては、労務も求められる場合があります。

 会計監査しかやっていなかった公認会計士にとっては、ハードルを感じるかもしれません。

 転職活動での面接のポイントとして、自分の経験を正直に伝えた上で、経験したことがないが何とかなる(何とかする)と伝える(思わせる)ことが重要です。

 実務でも、何とかすることが重要で、ベンチャー、スタートアップ界隈の知り合いの会計士に協力を求める(気軽に相談できる体制を築いておく)ことが重要です。

ポイント③ ワークライフバランスにこだわるな

  そもそもワークライフバランスを重視する人は、ベンチャーやスタートアップに飛び込まないと思いますが、優先順位を整理しておきましょう。

 ベンチャー、スタートアップに転職することで

・会計以外の様々な経験により公認会計士としての価値を上げる

・ベンチャーを渡り歩いてストック・オプションでの莫大なキャピタルゲインを得る

 といった目的に集約されるのではないでしょうか。

 労働に見合うだけの経済的リターンを求めるのは当然ですが、優先すべき価値を間違えないようにしましょう。

まとめ

 今回は、ベンチャー・スタートアップへの転職での成功ポイントを3つお伝えしました。

 実際の転職活動に際しては、転職エージェントへの登録が第一歩になります。

 おススメの転職エージェントについては、こちらの記事をご覧ください。